向き合っている奇妙な2つの神社
これは、ハイキング中に見つけた奇妙な2つの神社の話。 谷底の道の両脇に鳥居を構え、急斜面に石段を積み上げ、向き合っている2つの神社。 急ぐ山行ではないので、まず右側の石段を登り始めたが、気まぐれを起こした自分を恨みたくなるほどキツイ登りだった。 ようやく上までたどり着くと、そこには小さなお堂があり、こんな場所にしては珍しく多くの絵馬がぶら下がっていた。...
View Article神社を参拝した時の不思議な体験談
これは、とある神社で不思議な体験をした話。 去年の正月過ぎ、誘われて神社に行った。 きっかけは、ギャンブル好きの友人が仮想通貨で儲けたいということで、御利益があると言われる神社を見つけたので一緒に来てくれ、と。 そこは車で一時間、他府県の神社だった。 仕事の都合で、神社に着いたのは夜7時頃。 友人は「神様に時間は関係ない」と言っていたが・・・。...
View Article祭囃子のような音が響く方へ行ってみると
高校受験のシーズンは、学校全体の雰囲気がピリピリする気がしませんか? 私が通っていた中学校は地元でも有名な進学校のため、ピリピリどころか「まわりを蹴落としてでも進学してやる!」みたいな同級生が多く、私も含め3人ほどが飽き飽きしていました。 これは、そんな頃に体験した少し不気味な話です。 不気味な現象が起きたのは、塾に通って朝から晩まで勉強と試験、そんな生活に疲れていた時でした。...
View Article境内の隅を這っている肉の塊
これは、友人から聞いた話。 彼のツレに、いわゆる『みえる人』がいるのだという。 二人で山奥の神社へ出掛けた折に、そのツレが境内の一角をじっと見つめたまま動かなくなった。 「何か見えるか?」 そう尋ねたところ、ツレは短く答えた。 「肉がいる」 何だそれはと問うてみたが、「肉は肉だ」と、それしか答えない。...
View Article寝る直前に耳元で男の声が・・・
これは、何者かに呼ばれて行ってみた時の話。 ある晩のこと、美帆さんは寝ようと支度をしていると、「大赤山に行け」と耳元で声がしたという。※人・山ともに仮名 大赤山?と言われてはっとしたら、もう一度「大赤山に行け」と声がした。 それからは毎日、寝る直前に「大赤山に行け」と声がするようになった。 大赤山とは、美帆さんの実家近くにある山で、大昔は霊山として信仰を集めていたという山。...
View Article偶然が重なった不幸中の幸いと思っていたが
これは、家系の因縁かもしれないと思った体験話。 私は今まで車にはねられたことが2回ある。 1回目は、前方不注意の車が横から突っ込んできた。 ブレーキとアクセルを踏み間違えたらしく、ぶつかった時に車のフェンダーは歪み、ナンバープレートが外れて飛んでいく程の衝撃だった。 2回目は、自転車に乗っている時に後ろから追突された。...
View Article一人きりの肝試しで神社に出向いたら
これは、同級生の体験話。 少年時代、一人で夜中の神社に肝試しに出向いたのだという。 そこの神社は町と山の境界に建っており、そこから奥はもう山の領域。 長い石段を半分ほど上った辺りで、軽い音が上から転がり落ちてきた。 懐中電灯の明かりの中、子供用の靴が片方だけ、彼の真横を落ちていった。...
View Articleやはり何かしらの生贄が必要なのだろうか
これは、私の住んでいる田舎の話。 私の家の近所にある神社は、相続税の都合で地元の神社本庁に寄付されるまでは我が家の私有だった。 御神体は、私の先祖の女性が入り婿だった夫から結婚の際に贈られた品らしいが、聞くところによればヤバいものが憑いているという。 何が憑いているかまでは知らないが、祟ると怖いので『生贄を捧げること』になっている。...
View Article神社の賽銭箱を漁った直後に
これは、俺が高校生だった時の体験話。 週末になると、よく友達の家へ泊まりに行っていた。 2~3人が集まってゲームをしたりして。 ある夜、「なんでお前は赤亀ばっか出るんだよ~」とか言って盛り上がっていたら煙草がなくなった。 高校生だったし、お金もなかったので、タクヤにお金がないか聞いたところ「ない」との返事。※仮名...
View Article宮司のいない神社の不可解な事情
これは、ある神社での話。 以前に勤めていた職場の同僚と再会した。 私の前職場は神社だ。 同僚は神主。 よもやま話をしているうちに、ある神主の話題が出た。※よもやま話=とりとめのない雑多な話 その人は大きな神社の宮司を十数年来務めてきた人で、些細なことは気に留めないタイプの、かなり改革的な性格だった。...
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